イベントマジックの力をかりて恋人をつくるな

「最近カップルが増えたような気がする」そんな発言を耳にするのは、決まってイベント事の直近になってである。一人で一大イベントを過ごしたくないからなのか、恋の神様が味方してくれたからなのか、告白する勇気が湧いてくるのであろう。

しかし、そういう付き合い方は、相手を理解していないことが普段の恋愛にくらべると多い気がする。事実、イベント事が終わり数か月で別れるカップルもそう少なくはないのだ。「思っていたような人とは違った。」そう口にする人がたびたび現れる。「そう言われても妄想や想像で相手を美化してみていたあなたの自己責任であろう。」そう思ってしまい、口にしたくなることもある。付き合うのが、イベント事の前であるということは、必然的にデートにもよく行くようになる。

理由の1つとしては、各地で催しものがあるためである。そうなると、今まで一緒にいた友人のことをおざなりにしてしまい反感を買ってしまいがちになる。また、はたから見ても、恋人が出来たのだと一目瞭然なのである。つまり、別れた時も同じである。急に戻ってきて仲良くしだす。今まで散々恋人優先であったくせに都合のいいやつだと、反感を買う種をまいてしまったり、はたから見ても「一緒にいないということは別れたのだな。」と一目瞭然な状況をつくりだしたりしてしまうのである。友人も恋人もほどほどに両立することができれば一番いいのだが、そんなことはなかなか難しいのである。

イベント直近になって今までなんとも思っていなかった人を急に気にしだした場合は、少し考えたほうがよいであろう。恋人達のイベント事であるのに、寂しいといって傷を舐めあうのは考え直したほうがいい。後々傷を大きくするだけであるからだ。理想が高すぎるのも、条件が多すぎるのも感心できるものではないが、価値観が合わず傷つくことが多くならないように必要最低限の条件だけは死守するものである。イベントの直近恋愛はマジシャンなのである。